郵政民営化問題を中心にニッポンを考えます。一個人として。


by kenkun63
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2005年 09月 09日 ( 2 )

 9月7日のブログ「国民を騙すような候補者・政党は支持できない 」でも述べましたが、小泉自民党の悪質なプロパガンダにほとんどの国民が騙され、郵政民営化を支持しているのが実態です。

 実際に9月9日の西日本新聞への42歳女性の投稿に次のようなものがありました。
(ここから)
「勘違いしていた民営化の議論」
 各党代表による討論番組を聞いていたら、「郵便局には税金は投入されていない」という発言と「法人税を払っていないのだから税金を投入されているのと同じ」という反論が聞こえてきた。
 単に自分の勉強不足だけれど、郵政民営化の目的には「税金で給与を支払われている公務員である郵便局員を減らすということか」と思っていたので、「話が違うじゃないか」と驚くとともに、私と同じような勘違いをした上での郵政民営化に賛成の人も少なくないのではないだろうか、と恐ろしい気がしてきた。(以下略)
(ここまで)

 国民の大多数が騙され続けているのは、大マスコミが真実を報道しないことと反対勢力の中で特に民主党の戦略の誤りによるものと思います。

 しかし、少しずつ状況は変わってきていると思います。
 中国新聞8月31日社説(抜粋)
 「なぜ今、民営化が必要か、考える上で気になる点がある。公務員が減るから「改革」という主張だ。首相は「郵便局は公務員でないとできないのか、国民に問いたい」と言う。だが公社は独立採算で、職員給与を国が税金で払っているのではない。民間人になっても負担は減らない。」
 
 筑紫哲也氏は「NEWS23」で控え目ながら、「郵政職員の給料には税金は使われていない」旨を発言しています。

 国民が真実に気づいたとき必ず流れは変わります。
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by kenkun63 | 2005-09-09 14:26
 郵政民営化を行う理由としてよく言われるものに「340兆円の巨額資金を官から民へ移し、日本経済を活性化させる。」というのがあります。

 現に自民党ホームページに掲載されている「早わかり郵政民営化」の中にある「郵政民営化に再挑戦-郵政民営化のポイント-」の筆頭に「340兆円の資金の流れを『官から民へ』 流す道を拓き、経済活性化に寄与。」とあります。

 しかし、7月20日の参議院郵政民営化に関する特別委員会の質疑の中で、竹中大臣は「民間に流れていくものは民営化されてから10年後に35兆円ぐらいと想定している。」と発言しています。にもかかわらず、340兆円が民間に流れると大宣伝しているのは国民を意図的に騙していると言われても仕方ありません。
 さらにこの答弁の中で高橋千秋氏が指摘しているように、「民」である銀行が貸出残高を減少させる一方で国債の保有残高を大幅に増加させている実態があります。つまり逆に民から官へ資金が流れているのが現状です。
 結局のところ、竹中大臣が言うところの35兆円さえ本当に民へ流れるのか大変怪しいのです。

以下は「国会会議録検索システム」により検索した高橋千秋氏と竹中大臣の質疑抜粋です。

○高橋千秋君 竹中大臣、郵政民営化によって自由な運用をするために国債は買わなくなるんですよね。確認をさせていただけますか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、その信用リスクビジネス、国債等々ではないものについて、私たちは十年後、民営化されてから十年後に三十五兆円ぐらいというふうに想定をしております。したがって、それの三十五兆円に関しては、今まで国債に買い向かっていた郵政のお金が別のところに向かうということに相なろうかと思います。
 しかしこれ、そんなに信用リスクビジネスたくさん行うこともこれはノウハウ上できませんから、他の残りのものにつきましては引き続き国債等安全資産で運用されるというふうに考えております。
 したがいまして、郵政民営化、これは国債管理は大変重要な問題でございますが、郵政が民営化されて資産運用が多様化するから、それが国債市場に与える影響というのは、信用リスクビジネスが想定三十五兆円という意味において、実はそれほど大きなものではないと私は認識をしております。
○高橋千秋君 三十五兆円がそれほど大きくないというのは私はびっくりですね。メガバンク並みありますよ。日本の税収に近いお金ですね、三十五兆円。首振っておられますが、三十五兆円は本当にそんなに大きくないと思われるのかどうか分かりませんけれども。
 ということは、残りは国債買うんだ、安全資産運用するんであれば、あのチラシにも書いてあったように、三百四十兆か三百五十兆だか分かりませんが、それが民間に流れますよと言って大宣伝をしているこの三百四十兆円という数字の十分の一じゃないですか、本当に流れるのは、もしこのままうまく流れたとしてですよ。残りは国債買うわけでしょう。そうしたらこれ、それはうそじゃないですか。三百四十兆円というお金の、これは民間に流れます、そういう話を前面に出して国民をだましているんじゃないでしょうか。お答えください。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、高橋委員はちょっと両面の話をされたんですが、三十五兆が大きいか小さいか。これは、国債の残高が今後、先ほどの谷垣大臣のお話ですと、時点によりますけれども、八百兆とか九百兆になっていく可能性がある。そういう中で、これが三十五兆円ということでありますので、その三十五兆円そのものが絶対値としては大きいか小さいかという議論はありますが、国債の残高に比べて考えますと決定的に大きいわけではない、まずそのことを私は申し上げたわけでございます。
 一方で、三十五兆円が民間に流れていく。これは十年後、三十五兆円、民間に流れていくわけでございますが、今後、ノウハウを蓄積して、中長期的には更にそれが活性化されるマネーに回っていくということでございますから、これは長期の効果として民間の経済、国のお金を、金を官から民にするという意味では大変重要な一歩であるというふうに思っております。
○高橋千秋君 私は、午前中のやじではありませんが、私は、竹中大臣は学者さんでございますからよく御存じだと思いますが、民間の、国内の銀行の貸出金残高の推移を見ると、一九九七年で四百七十八兆円あったんですね。今、二〇〇四年度で四百二兆円に減っています。逆に、国債の保有残高は一九九七年で三十三兆三千億から百二兆円になっているんです。三倍になっているんですよ。官から民じゃなくて、民から官に流れているんですよ。どうしてこれが郵政民営化して官から民に流れると言えるんですか。民がどんどんどんどん官に流れているじゃないですか。それで、これが全然それまでのノウハウもない郵便局が民営化という名前になっただけでどうして民に流れると言えるんですか、そんなことが。
 私のところにも、まあ皆さんのところにもそうだと思いますけれども、銀行やそういうところから貸せるところを紹介してほしいとよく言われますよ。借りてくれるところないんですよ。借りてくれるところは、危ないところしか借りてくれないですからね。ちゃんとしたところに貸せる、そういうノウハウもないのに、何で三十五兆円も民営化になって流れるんですか。おかしいじゃないですか、これ。現実として民間企業はこれだけの実態が出ているのに、何でそんなことが言えるんですか。
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by kenkun63 | 2005-09-09 03:23